当事務所が堂塔建築設計にあたり、留意して取り組んでいる事項
1.歴史的背景の考慮
社寺伽藍の歴史的背景を調査し、これまで受け継がれてきた遺構の優れた部分を新規計画に係る建物に反映できるよう、100年単位で遺せる建造物を基本としています。
2.宗派等による建築形態の考慮
祈祷、 法要、儀式等によって異なる平面形式から建築形態まで、あますところなくご計画の要望を取り入れながら、伝統的な建築形態が損なわれないようにしています。
3.基本となる建築様式の取り入れ
・建築規模の大小、組手彫刻の賑やかさ簡素さに拘らず、基本様式(和様、唐様、折衷様、その他)を
統一することによって、建物の価値観が決まってきます。
・基本様式の取入れによって、組手支割、彫刻絵様、建築形態(構造架構、屋根及び軒廻り形状、妻飾り、
・基本様式の取入れによって、組手支割、彫刻絵様、建築形態(構造架構、屋根及び軒廻り形状、妻飾り、
その他)の意匠が必然的に決り、バランスのとれた統一性のある建物になります。
これらすべてを設計に反映させ、日本の伝統建築技術の規範と定法を踏襲し、後世に自信をもって遺せる建造物を使命としています。
当事務所が後世に遺せる建造物であるとしている条件
イ.建物を見て居心地が良く、何度でも見たくなる、感動を醸し出す建物。
ロ.基本的な建築様式を踏襲しているもの。
ロ.基本的な建築様式を踏襲しているもの。
ハ.夫々の様式の伝統意匠の基本を踏襲し、支割、木割が軽快で柱、組物に違和感がなく、
ほどよいバランスを保っているもの。
ニ.彫刻絵様(虹梁、木鼻、蟇股、鬼板、懸魚、その他)に統一性が認められるもの。
ホ.軒見上げの隅木に論治の納まりが合致しているもの。
ヘ.垂木の延長が破風板となっているもの。
ト.柱等の表面を手でなぞったとき、手触り感が切れ味のいい鉋で仕上がったものと解るもの。
チ.伝統技法に基づく継ぎ手、仕口が反映されているもの。
リ.柱間装置の建具、錺金具等建物に調和した独創性のある伝統意匠になっているもの。
ニ.彫刻絵様(虹梁、木鼻、蟇股、鬼板、懸魚、その他)に統一性が認められるもの。
ホ.軒見上げの隅木に論治の納まりが合致しているもの。
ヘ.垂木の延長が破風板となっているもの。
ト.柱等の表面を手でなぞったとき、手触り感が切れ味のいい鉋で仕上がったものと解るもの。
チ.伝統技法に基づく継ぎ手、仕口が反映されているもの。
リ.柱間装置の建具、錺金具等建物に調和した独創性のある伝統意匠になっているもの。
基本設計
・建築計画に関する協議、調査研究、平面図、立面意匠等概略図の作成。
・工事費概算見積書の作成。
・工事費概算見積書の作成。
実施設計
・確認申請及び工事費の見積り積算に必要な、基本設計に基づいた実施設計図書の作成。
・各図(平面図、立面図、断面図、展開図、見上図、その他)1/50以上の図面とし、
・各図(平面図、立面図、断面図、展開図、見上図、その他)1/50以上の図面とし、
詳細図から原寸図まで作成。
監理業務
・工事の発注に係る入札、見積合せ等の執行から工事請負契約締結までの手続き協力。
・工事経過監理報告、各種材料の立会い検査、承認。
・工事の実施に必要な原寸引付け立会い指導指示。
・彫刻絵様等の原寸図作成及び指示。
・工事出来高請求の査定、承認、完成検査及び目的物引渡し立会い。
・工事経過監理報告、各種材料の立会い検査、承認。
・工事の実施に必要な原寸引付け立会い指導指示。
・彫刻絵様等の原寸図作成及び指示。
・工事出来高請求の査定、承認、完成検査及び目的物引渡し立会い。